私は、半年間仕事の長期出張でアメリカに滞在することになりました。
以前からアメリカには何度も訪れており、アメリカに行くたびに大好きなNBAを大学生の頃から観戦してきました。
この記事では、実際にアメリカに行ってNBAを見てみて、アリーナの状況や座席からの眺め、アリーナまでのアクセスなどを詳しくご紹介していきます。
ペイコム・センターへのアクセス方法
ペイコム・センターへのアクセス方法は、車、公共交通機関、自転車など、いくつかのオプションがあります。
以下に、詳細を紹介します。
車でのアクセス
ペイコム・センターはオクラホマ州オクラホマシティのダウンタウンに位置しています。
住所は、100 W Reno Ave, Oklahoma City, OK 73102, USAです。
アリーナ周辺にはいくつかの駐車場があります。
イベント日には、周辺の駐車場が混雑することが予想されるので、早めに到着するか、事前に駐車場を予約することをお勧めします。
公共交通機関でのアクセス
オクラホマシティの公共バスシステムであるEMBARKが運営するバスは、ペイコム・センターの近くでいくつかの路線が停車します。
最新の時刻表やルートは、EMBARKの公式ウェブサイトで確認できます。
オクラホマシティストリートカーもペイコム・センターの近くを通っています。
ストリートカーを利用することで、ダウンタウンの他の地域からもアクセスが可能です。
自転車でのアクセス
オクラホマシティには自転車用のレーンが設けられており、ペイコム・センターへのアクセスも可能です。
アリーナの周辺には自転車を停めるスペースもあります。
注意点
イベントの開催日には特に、アリーナ周辺の交通が混雑することが予想されます。
余裕を持って出発し、可能であれば公共交通機関を利用することをお勧めします。
駐車場の情報や公共交通機関のスケジュールは、事前にオンラインで確認すると良いでしょう。
私は、オクラホマシティのウィル・ロジャース・ワールド空港からタクシーを利用してペイコム・センターへ向かいました。
空港からは15分ほどの距離ですが、ペイコム・センターへのアクセスは公共交通機関を使うと少し不便なようです。
ペイコム・センターの詳細情報
基本情報
所在地: 100 W Reno Ave, Oklahoma City, OK 73102, USA
開業年: 2002年
以前の名称: フォード・センター(Ford Center)、チェサピーク・エナジー・アリーナ(Chesapeake Energy Arena)
所有者: オクラホマシティ市
運営: オクラホマシティ・サンダー
主な使用チーム・用途
オクラホマシティ・サンダー(NBA)
ペイコム・センターは、オクラホマシティ・サンダーのほかにも、コンサート、ファミリーショー、スポーツイベントなど、多岐にわたるイベントの開催地として機能しています。
ペイコム・センターはオクラホマシティ・サンダーのみが本拠地としています。
施設情報
バスケットボールゲームの場合、最大18,203人を収容できます。
豊富な飲食店、プレミアムスイート、クラブシート、最先端のビデオボードとサウンドシステムなど、最新のアメニティが整っています。
建設と開業
ペイコム・センターは2002年に「フォード・センター」の名称で開業しました。建設は、市民による投票で承認された資金提供計画に基づいて行われました。
アリーナは2002年に開業し、当時は主にコンサートやロデオ、家族向けイベントなど多目的に利用されていました。
NBAとの関連
オクラホマシティは、2005年から2007年までニューオーリンズ・ホーネッツ(現ニューオーリンズ・ペリカンズ)の一時的なホームとなりました。
これが市にとってNBAチームを持つきっかけとなりました。
2008年、シアトル・スーパーソニックスがオクラホマシティに移転し、オクラホマシティ・サンダーとなりました。
以後、ペイコム・センターはサンダーのホームアリーナとして使用されています。
改名
2011年に、アリーナはチェサピーク・エナジー・アリーナに改名されました。
この名称は、チェサピーク・エナジー社が命名権を取得した結果です。
2021年に、ペイコム社が新たに命名権を取得し、アリーナはペイコム・センターに改名されました。
施設の改修
アリーナは、オクラホマシティ・サンダーの到来後、複数回にわたって改修とアップデートが行われました。
これにより、観客に対するサービスの質が向上し、アリーナの機能性が強化されました。
ペイコム・センターのバリアフリーについて
ペイコム・センターは、すべての観客がイベントやNBAなどのスポーツの観戦を快適、そして便利に楽しめるよう、多くのバリアフリー設備を備えています。
以下は、ペイコム・センターのバリアフリーに関する情報です。
座席
ペイコム・センターには、車椅子を使用している方々やその他の障害を持つ方々のために、バリアフリーに特化した座席が用意されています。
バリアフリーに特化と言っても、人それぞれバリアフリーへの対応が違うので、ペイコム・センターではスタッフが柔軟にその方に合わせてアレンジしてくれます。
※オクラホマシティの人は陽気でとても明るいスタッフが多い印象でした。
駐車場
アリーナの近くには、車椅子を使用する方々向けの駐車スペースが用意されています。
これらのスペースは、入口に近くアクセスが容易になっています。
ただ、ペイコム・センターでは駐車場からアリーナ入り口までが少し遠く、徒歩で5〜10分ほどかかるので、雨の日などは少し大変かと思います。
入口
ペイコム・センターのすべての入口はバリアフリーで、車椅子でのアクセスが可能です。
入り口は横に広いですが、1つしか入り口がなく大人数の観客が一気に一つの入り口に集中するので、かなり混雑します。
トイレ
アリーナ内には、車椅子で利用可能なトイレが複数設置されています。
これらのトイレは、広くて使いやすい設計になっています。
1階のトイレは大人数に対応しているためか、かなり広いですが、アリーナの観客席に近いトイレは複数箇所あるので、少し狭くたまに混雑します。
聴覚補助
聴覚障害のある方のために、特定のセクションで聴覚補助サービスを提供しています。
このサービスを利用したい場合は、事前にペイコム・センターのカスタマーサービスに連絡するか、アリーナに到着後に案内所に相談するようになっています。
事前に連絡しているとスムーズに対応していただけますが、事前連絡なしでもすぐに対応してくれるようです。
介助犬
介助犬を伴う方は、ペイコム・センター内に介助犬同伴で入ることが許可されています。
ただし、ペットは許可されていません。
安全上の理由からか、介助犬のボディーチェックも行っているようでした。
介助者の同伴
補助を必要とする方がNBAの試合やイベントに参加する際には、補助者のための座席を用意してくれます。
介助者の座席のアレンジが必要な場合は、チケット購入時や事前にペイコム・センターに問い合わせをすると対応してくれます。
ペイコム・センターを訪れる際に特別なバリアフリーが必要な場合は、事前にペイコム・センターへの問い合わせをお勧めします。
事前連絡することにより、試合やイベント当日にスムーズな観戦ができるように座席のアレンジが可能でスタッフが準備をしていてくれます。
私が、ペイコム・センターを訪れた時は、車椅子の観客は見当たりませんでしたが、バリアフリーはかなり充実していて、座席も車椅子可能な座席が数多く配置されていました。
ペイコム・センターのフードコートについて
ペイコム・センターは、様々な食べ物を提供するフードコートを備えており、観客に様々な食事を提供しています。
ただし、具体的な店舗や提供されている料理の詳細は、イベントや試合、シーズンによって変更されることがあります。
フードコートの特徴
・多様な選択肢: ペイコム・センターのフードコートは、ファーストフードから地元料理、健康的な食べ物まで、幅広い食事を提供しています。
・地元のフレーバー: オクラホマシティの地元料理や地元で人気のレストランチェーンが出店していることが多く、地域の味を楽しむことができます。
・利便性: フードコートはアリーナ内に複数箇所設置されており、どの座席からもアクセスしやすいようになっています。
ペイコム・センターで提供される料理の例
- ハンバーガー
- ピザ
- ホットドッグ
- サンドイッチ
- サラダ
- スナック
- ソフトドリンク、その他の飲み物
フードコート利用の注意点
・イベントや試合前に確認: イベントや試合によっては、特定のフードオプションが利用可能になることがあるため、事前にペイコム・センターのウェブサイトを確認するか、直接問い合わせてみると良いでしょう。
・ピークタイムを避ける: イベントや試合の開始前やインターミッション中はフードコートが混雑することがあるため、待ち時間を避けるために早めに食事を済ませるか、ピークタイムを避けることをお勧めします。
ペイコム・センターでのフードは、NBA観戦をさらに楽しむための重要な要素の一つです。
多様な食事オプションからお好みに合ったものを選び、楽しい時間を過ごしてください。
私が食べた、ペイコム・センターのオススメフード
オクラホマ州の代表的な料理の一つで、薄くたたいたステーキ肉を小麦粉や卵でコーティングして揚げたものです。
クリーミーなグレービーソースをかけて提供されることが多く、サイドディッシュにはマッシュポテトや野菜が添えられます。
味は日本で食べるような味で、とても食べやすいですがステーキ肉の量がかなり大きいです。
オクラをスライスまたは丸ごと揚げた料理で、サイドディッシュやスナックとして楽しまれています。
外はカリカリ、中はモチモチした食感が特徴です。
ペイコム・センターではフライドオクラが人気のようで、多くの人がフライドオクラを片手に試合を観戦していました。
オクラホマシティの名物料理の一つで、ハンバーガーパティと一緒にたっぷりのキャラメリゼした玉ねぎを挟んだバーガーです。
シンプルながらも玉ねぎの甘みと肉汁が絶妙にマッチしています。
こちらもサイズがアメリカンサイズでとても大きく、食べきれないくらいの量でした。
ペイコム・センターで私が座った座席について
今回、私はサンダー側ベンチのゴール後ろの席のチケットを取りましたが、価格は163ドル(日本円で約24500円)でした。
ゴール後ろの席で、コートも近かったのですが、かなり格安で購入することができました。
私はゲートオープンの時間に合わせてペイコム・センターに入りましたが、まだ観客が少ない中でもアリーナは結構ゴミが落ちていたり、所々に汚れや土などが散乱している場所もありました。
どうやら、数日前にバギーのイベントで使用したらしく、その時の土が残っていたようです。
ただ雰囲気はやはり本場のNBAで、オクラホマシティ・サンダーはチームロゴなどもアメリカンな感じで私は個人的に大好きなチームです。
私の座った座席はコートから近く、NBA選手たちの声がよく聞こえ、かなり迫力があり見応え十分でした。
ペイコム・センターで私が見た試合の感想
私が見た試合はオクラホマシティ・サンダーVSデンバー・ナゲッツの試合でした。
今回、私が楽しみにしていたのはデンバー・ナゲッツの絶対的エース、ニコラ・ヨキッチのプレーを見るのを楽しみにしていました。
しかし、残念なことにこの日、ニコラ・ヨキッチが欠場だったのです。
デンバー・ナゲッツは昨年、プレーオフで優勝しているのでかなり手強い相手で、やはり序盤の1クォーターは28-19で差が開いてしまいました。
しかしオクラホマシティ・サンダーはエースのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーが一人で得点を量産し、結果的に1人で34得点を挙げ、ニコラ・ヨキッチが欠場したこともあり、デンバー・ナゲッツのオフェンスにまとまりがなく、105-100でオクラホマシティ・サンダーが勝利しました。
この試合では、乱闘になりかける一幕もありましたが、観客のアメリカ人は笑いながら乱闘になるのを楽しんでいるようでした。
ペイコム・センターに実際に行ってみた体験談
ペイコム・センターは決して新しいアリーナというわけではありませんが、サンダーしか本拠地で使用していないことから、サンダーのパネルなどが多く、サンダーの本拠地感が強いアリーナでした。
ペイコム・アリーナの外観はシンプルなデザインでビジネスビルのような作りをしていますが、中に入れば巨大なアリーナ空間が現れます。
天井は高く、開放感もあるため2階席でも見やすいのではないかと思います。
私がペイコム・アリーナに行ったときはたまたまバギーのイベントの後だったので土が残っていたりで少し汚れが目立っている印象でした。
日本語で表記されている場所はありませんが、ペイコム・アリーナ内は英語がわからなくてもわかりやすい作りになっています。
ペイコム・センターはアクセスがやや不便ですが、温暖な気候で冬でも厚着しないで済むので、かなり快適な場所にあります。
NBAの大ファン歴20年のカツキです。 バスケ好きが高じて、過去には某雑誌のコラムを担当していた経験もあります。 ここでは、実際にNBAを現地で観戦してきた経験を元に濃い情報をお届けしていきます。