私は半年間、仕事の関係でアメリカに滞在することになりました。
アメリカ滞在中は、私の大好きなNBAの試合を15試合観戦する予定です。
アメリカのプロスポーツの試合のチケットの価格は、日本のプロスポーツと比べてかなり高額になります。
この記事では、実際にアメリカのアリーナに出向きNBAの試合を観戦した私が、チケットの価格やアリーナの状況、またアクセス方法などを詳しくご紹介していきます。
ファイザーブ・フォーラムのアクセス方法
ファイザーフォーラムへのアクセスは、ミルウォーキーの公共交通機関を利用することで便利に行えますが、自動車や自転車での訪問も可能です。
以下に、ファイザーフォーラムへのアクセス方法を詳しく紹介します。
公共交通機関でのアクセス
ミルウォーキー郡交通システム(MCTS)が運行するバスは、ファイザーフォーラム周辺の複数のルートをカバーしています。
最新のバススケジュールとルートは、MCTSの公式ウェブサイトで確認できます。
ミルウォーキーのストリートカーシステムである「The Hop」は、ファイザーフォーラムの近くを通っています。
このストリートカーはダウンタウンを循環しており、主要な観光地や商業地区へのアクセスに便利です。
利用料金や運行スケジュールは「The Hop」の公式ウェブサイトで確認してみてください。
自動車でのアクセス
ファイザーフォーラムは、1111 Vel R. Phillips Ave, Milwaukee, WI 53203, USAに位置しています。
アリーナ周辺には公式の駐車場が複数ありますが、イベント時には早めに満車になることがあります。
事前にオンラインで駐車スペースを予約するか、公共交通機関の利用を検討すると良いでしょう。
自転車でのアクセス
ミルウォーキーは自転車に優しい都市であり、ファイザーフォーラム周辺にも自転車用の駐輪スペースが設置されています。
また、ミルウォーキーにはBublr Bikesという自転車シェアリングサービスもあり、アリーナ周辺にステーションが設置されています。
注意点
・イベント開催日には、特に公共交通機関と周辺の駐車場が混雑することが予想されます。余裕を持ったスケジューリングを心がけ、遅延に備えてください。
・最新の交通情報や運行スケジュールについては、公共交通機関の公式ウェブサイトや、イベント開催に関するファイザーフォーラムの公式アナウンスを事前に確認してください。
ファイザーフォーラムへのアクセスは、ミルウォーキーのダウンタウンに位置しているため、公共交通機関を利用することが特に便利です。また、自動車や自転車でのアクセスも可能ですが、事前の計画が重要です。
今回、私は空港からバスを利用しましたが、平日にも関わらずかなり混雑していました。
ファイザーブ・フォーラムの詳細情報
ファイザーフォーラム(Fiserv Forum)は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキーに位置する多目的アリーナです。
NBAのミルウォーキー・バックスのホームアリーナとして主に知られ、コンサート、スポーツイベント、その他のエンターテインメントイベントにも使用されています。
基本情報
所在地: 1111 Vel R. Phillips Ave, Milwaukee, WI 53203, USA
開業: 2018年
所有者: ウィスコンシン・センター地区
運営: ミルウォーキー・バックス
主な使用チーム・用途
・ミルウォーキー・バックス(NBA)
・ファイザーフォーラムは、ミルウォーキー・バックスのほかにも、コンサート、ファミリーショー、スポーツイベントなど、幅広いイベントが開催されています。
施設情報
バスケットボールの試合では約17,500人を収容できます。
イベントによって収容人数は変動します。
ファイザーフォーラムは、最新の技術と快適な観客体験を提供するための施設が整っています。
豊富な飲食店、プレミアムスイート、クラブシート、広々としたロビーとコンコース、最先端のビデオボードなどが特徴です
計画と建設
ファイザーフォーラムの計画は、ミルウォーキー・バックスにとってより現代的な施設を提供し、チームがミルウォーキーに留まることを確実にするために始まりました。
バックスの前のホームアリーナであるブラッドリー・センターは、1988年に開業して以来、多くの改修を経てきましたが、NBAのチームのニーズを満たすには十分ではなくなっていました。
建設は2016年に始まり、2018年に完成しました。
建設プロジェクトの総コストは約5億2000万ドルで、公的資金と私的資金の組み合わせによって賄われました。
開業
ファイザーフォーラムは2018年8月26日に正式に開業しました。
開業式典では、ミルウォーキー・バックスの所有者、政治家、そしてファンが出席し、新しいアリーナの開幕を祝いました。
主な使用チームとイベント
ファイザーフォーラムは、ミルウォーキー・バックスの主なホームアリーナとして使用されています。
バックスは、ファイザーフォーラムでの初シーズンである2018-2019シーズンに成功を収め、NBAイースタン・カンファレンスファイナルに進出しました。
ファイザーフォーラムの開業以来、エルトン・ジョン、アリアナ・グランデ、ジャスティン・ティンバーレイクなど、多数の有名アーティストがコンサートを行っています。
また、政治集会やその他の大規模イベントの会場としても利用されています。
設計と特徴
ファイザーフォーラムの設計は、現代的で持続可能な建築を目指しており、LEED Gold認証を受けています。
アリーナのデザインは、ミルウォーキーの文化とコミュニティを反映しており、開放感のある公共スペースや大きなガラスの壁が特徴的です。
バスケットボールの試合で約17,500人を収容でき、コンサートやその他のイベントでは配置によって収容人数が変わります。
ファイザーフォーラムの開業は、ミルウォーキーにおけるスポーツとエンターテインメントの新たな時代の始まりを象徴しており、ミルウォーキー・バックスにとってだけでなく、地域社会全体にとって重要なランドマークとなっています。
ファイザーフォーラムのバリアフリーについて
ファイザーフォーラムは、全ての観客が快適に施設を利用できるよう、様々なバリアフリー対応を提供しています。
以下に、ファイザーフォーラムのバリアフリー設備とサービスに関する情報を詳しく紹介します。
アクセシブルな座席
ファイザーフォーラムには、車椅子ユーザーや他のアクセシビリティニーズを持つ観客のために、バリアフリーに特化した座席が用意されています。
これらの座席は、アリーナの様々な場所に配置され、観戦しやすいようにしてくれます。
駐車場
アリーナには、車椅子ユーザーや障がいを持つ観客のために、バリアフリーに特化した駐車スペースが用意されています。
入口
ファイザーフォーラムの全ての入口はバリアフリーで、車椅子や歩行器を利用する観客でも容易にアクセスできます。
聴覚障害者向けサービス
聴覚障害者のための補助サービスとして、アシステッドリスニングデバイスが利用可能です。
これらの聴覚障害者用のデバイスは、ゲストサービスカウンターから借りることができます。
視覚障害者向けサービス
視覚障害者向けのサービスも提供されており、必要に応じて事前にアリーナに問い合わせるとすぐに対応してくれます。
トイレ
アリーナ内には、車椅子で利用可能なバリアフリーに特化したトイレが複数設置されています。
介助犬
介助犬を伴っての入場が許可されています。
ただし、ペットは許可されていません。
介助者
補助者のための座席をオプションで提供することができます。
チケットを購入する際に、この旨を伝えるとすぐに対応してくれます。
訪問前に特定のニーズや質問がある場合は、ファイザーフォーラムのカスタマーサービスに直接連絡することをお勧めします。
これにより、イベント当日にスムーズな観戦を確保するための座席のアレンジが可能となります。
私が、ファイザーフォーラムを訪れた時には、何名か車イスの方がいらっしゃいました。
また盲導犬と一緒に来られている方もいて、ファイザーフォーラムのスタッフが2名体制でフォローしているのが印象的でした。
アメリカは日本より、バリアフリーの意識が高いように感じました。
ファイザーフォーラムのフードコートについて
ファイザーフォーラムでは、さまざまな飲食オプションが提供されており、観客はNBA観戦やイベントを楽しみながら多様な食事を楽しむことができます。
以下に、ファイザーフォーラムのフードコートに関する情報を紹介します。
フードコートの多様性
・ファイザーフォーラム内のフードコートでは、伝統的なスタジアムフードから地元の名物料理、健康的なオプションまで、幅広い食事が提供されています。
・一般的なフードオプションには、ハンバーガー、ピザ、ホットドッグ、サンドイッチ、サラダ、ナチョス、ポップコーンなどが含まれます。
地元のフレーバー
ウィスコンシン州ならではの地元料理や、ミルウォーキーの人気レストランのアウトレットがファイザーフォーラム内に出店していることがあります。
これにより、観客は地元の味も楽しむことができます。
特別な食事の提供
ベジタリアン、ビーガン、グルテンフリーなど、特別な食事ニーズを持つ観客のためのオプション料理が用意されていることがあります。
NBAのアリーナのフードは一昔前よりもかなり進化しており、充実さがかなり豊富です。
ただアメリカの物価は高いのでハンバーガー1つで3000円くらいすることもあります。
私が実際に食べたファイザーフォーラムのオススメフード
ウィスコンシン州はアメリカのチーズ生産の中心地で、チーズカードはその代表的なスナックです。
フライドチーズカードは特に人気があり、外はカリカリ、中はとろりとしたチーズの食感が楽しめます。
ドイツ系の影響が色濃いウィスコンシン州では、ブラットワースト(ドイツ風ソーセージ)がよく食べられています。
煮込んだ後にグリルで焼き上げ、マスタードやザワークラウトを添えて提供されることが多いようです。
ミルウォーキーでは、クリームパフが名物デザートとして有名です。
ふわふわのシュー生地にたっぷりのクリームを詰めたスイーツで、地元民にも観光客にも人気があります。
ファイザーブ・フォーラムで私が座った座席について
今回、私が選んだ座席はどうしても私が大好きなヤニス・アデトクンボを間近で見てみたくて、バックス側のコートサイド(ゴール後ろ)の席を確保しました。
価格は2150ドル(日本円で約322000円)です。
先日、ボーナスが振り込まれたので奮発しました。
席は運良く1番前の席で私の興奮が止まりませんでした。
NBAでプレーする2mを超える大男たちのプレーを間近で見れるだけでなく、ヤニス・アデトクンボを間近で見れるだけでも感動的でした。
またミルウォーキー・バックスとのベンチが近いので、プレーしていないベンチにいる選手の声などが良く聞こえます。
ヤニス・アデトクンボはかなり陽気な性格なので、ベンチにいる時もチームメイトとふざけ合ったりしている姿が良く見える席ぜした。
ファイザーブ・フォーラムで私が見た試合の感想
私がファイザーブ・フォーラムで見た試合はインディアナ・ペイサーズVS ミルウォーキー・バックスの試合でした。
この試合では、とんでもないことが起きました。
なんと私の大好きなヤニス・アデトクンボが一人で64得点を取ってしまったのです。
スリーポイントではなく、すべてのフィールドゴールで64得点を取ってしまったのです。
ヤニス・アデトクンボが一人で64得点を取った試合を見れただけでも運が良かったのですが、試合後には、また衝撃的な事件が起きました。
この試合で64得点を取ったヤニス・アデトクンボがウイニングボールを貰えると思っていたのに、インディアナ。ペイサーズ陣に奪われたとして、試合後に大激怒し大暴れをしたのです。
猛ダッシュで、インディアナ・ペイサーズのロッカーに押し掛けたり、コート上で審判やコーチ陣と大声で暴れていたのです。
結果は140-126でミルウォーキー・バックスが勝利しましたが、滅多に見れない光景が2ツモあり大満足のゲームでした。
ファイザーブ・フォーラムに実際に行ってみた体験談
今回はファイザーブ・フォーラムにバスで向かいましたが、ミルウォーキーはヤニス・アデトクンボの影響でバックスの熱烈なファンが多いようで、バスやアリーナ周辺はかなり混雑していました。
また、ファイザーブ・フォーラムは開場してからまだ5年程度なので、内部はかなり綺麗で外観も今風の現代的な見た目となっています。
ただ、試合後はやはりアメリカだけあって、ゴミの量が半端ではなかったです。
飲み掛けのドリンクや食べかけのものなどが散乱していて、新しいアリーナなのに掃除が大変だなと感じました。
ファイザーブ・フォーラムに向かう公共交通機関はバスとストリートカーしかないので、不便な部分はありますが、アリーナに向かうまではそれほどストレスはありませんでした。
私がファイザーブ・フォーラムに行った日はかなり雪が積もっている日でとにかく寒かったです。
冬のミルウォーキーはかなり冷えるので、防寒対策は必須だと感じました。
NBAの大ファン歴20年のカツキです。 バスケ好きが高じて、過去には某雑誌のコラムを担当していた経験もあります。 ここでは、実際にNBAを現地で観戦してきた経験を元に濃い情報をお届けしていきます。