私は仕事の関係で約半年間アメリカに滞在することになりました。
仕事の拠点はロサンゼルスですが、アメリカ各地に飛び回ります。
そこで、せっかくアメリカに来たならばと私の大好きなNBAの試合を15試合観戦する予定です。
私自身、NBAは何度か実際に見たことはありますが、この記事では実際にアメリなのNBAのアリーナに行ってみて、アリーナの詳しい情報やアクセス方法などを解説していきます。
マディソン・スクエア・ガーデンのアクセス方法
マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)へのアクセスは、ニューヨーク市の充実した公共交通機関を利用することで、非常に便利です。
MSGはマンハッタンの中心部に位置しており、多くの交通手段で容易にアクセスできます。
公共交通機関
MSGはペン・ステーション(Penn Station)に直結しており、以下のニューヨーク市地下鉄の路線が利用可能です。
・ALLINTITLE:、C、E線: 34th Street-Penn Station駅で下車。
・1、2、3線: 34th Street-Penn Station駅で下車。 これらの路線を利用することで、マンハッタン内外から直接MSGにアクセスできます。
MSGは、ロングアイランド鉄道(LIRR)、ニュージャージー・トランジット(NJ Transit)、アムトラックの主要なターミナルであるペン・ステーションに直結しています。
これらの通勤鉄道を利用すれば、ニューヨーク市郊外やニュージャージー州、さらにはそれ以遠からもアクセス可能です。
車でのアクセス
MSGの住所は、4 Pennsylvania Plaza, New York, NY 10001です。
マンハッタンの中心部に位置しているため、車でのアクセスも可能ですが、ニューヨーク市内の交通は一般的に混雑しており、駐車スペースも限られています。
近隣には有料の駐車場がいくつかありますが、イベント時には事前に駐車場を確保するか、公共交通機関の利用を強くお勧めします。
ちなみに、MSGには専用駐車場はありません。
自転車
ニューヨーク市には自転車用のレーンが整備されており、MSG周辺にも自転車でアクセスすることが可能です。
また、Citi Bikeなどの自転車シェアリングサービスのステーションがMSG周辺に複数設置されています。
注意点
・MSGで開催されるイベント時には、特に公共交通機関や周辺の道路が混雑することが予想されます。余裕を持ったスケジューリングを心がけ、遅延に備えてください。
・最新の交通情報や運行スケジュールについては、ニューヨーク市地下鉄、LIRR、NJ Transit、アムトラックの公式ウェブサイトを事前に確認してください。
マディソン・スクエア・ガーデンの詳細情報
マディソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden、略称:MSG)は、アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタンに位置する世界的にかなり有名な多目的アリーナです。
スポーツイベント、コンサート、ショーなど、幅広いエンターテイメントが開催されるこの施設は、”The World’s Most Famous Arena”(世界で最も有名なアリーナ)として知られています。
基本情報
所在地: 4 Pennsylvania Plaza, New York, NY 10001, USA
開業: 現在の建物は1968年に開業しましたが、マディソン・スクエア・ガーデンの名前を冠した施設としては、これが4代目にあたります。
所有者: The Madison Square Garden Company
運営: The Madison Square Garden Company
主な使用チーム・用途
・ニューヨーク・ニックス(NBA)
・ニューヨーク・レンジャーズ(NHL)
・ボクシング、MMAなどの格闘技イベント国内外のトップアーティストによるコンサート
・年間を通じて開催される多種多様なエンターテイメントイベント
施設情報
スポーツイベントで約20,000人、コンサートなどでは最大で約20,000人以上を収容できます。イベントによって収容人数は変動します。
MSGは、最新の音響・照明システムを備え、豊富な飲食店、快適な座席、プレミアムスイート、VIPエリアなど、最高水準のアメニティを提供しています。
マディソン・スクエア・ガーデンは、その歴史と名声にふさわしい、世界クラスのイベントが開催される施設です。
スポーツファン、音楽ファン、エンターテイメントを愛する人々にとって、MSGでの体験は忘れられないものとなるでしょう。
マディソン・スクエア・ガーデンの歴史
マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)は、NBAのアリーナの中で最も古い歴史を持ったアリーナになります。
また、NBAの試合だけでなく、様々なイベントで使用されているため世界的にもかなり有名なアリーナとなっています。
最初のマディソン・スクエア・ガーデン(1879-1890)
最初のマディソン・スクエア・ガーデンは、1879年に開業しました。
この施設は、P.T.バーナムが以前に所有していた競馬場を改装して作られました。
しかし、この建物は1890年に火災で破壊されました。
2代目マディソン・スクエア・ガーデン(1890-1925)
2代目のマディソン・スクエア・ガーデンは、1890年に開業し、建築家スタンフォード・ホワイトが設計しました。
この建物は、その壮大なアーキテクチャと、屋上にある有名な像で知られていましたが、1925年に取り壊されました。
3代目マディソン・スクエア・ガーデン(1925-1968)
3代目のMSGは、1925年に第8番街と第50番街の角に開業しました。
この施設は、多くの重要なボクシングの試合やその他のスポーツイベント、コンサートなどで活用されましたが、1968年に現在の場所に新しい施設が建設されるために取り壊されました。
現在のマディソン・スクエア・ガーデン(1968年〜)
現在のMSG(4代目)は、1968年に開業しました。
ペンシルベニア駅の上に建設され、この施設は数多くの記憶に残るイベントの舞台となっています。
NBAのニューヨーク・ニックスやNHLのニューヨーク・レンジャーズのホームアリーナとして、また、有名なコンサートや年間行事の会場として世界的に知られています。
MSGは、1970年代から2000年代にかけて、幾度となく改装が行われてきました。
最も大規模な改装は、2011年から2013年にかけて行われ、総額約10億ドルが投じられました。
この改装により、施設内の座席、スイート、ロビー、飲食店などが大きく改善されました。
マディソン・スクエア・ガーデンは、スポーツ、音楽、エンターテインメントの世界において、重要な地位を占めています。
マディソン・スクエア・ガーデンのバリアフリーについて
マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)は、さすがニューヨークにあるだけあって、バリアフリーにはかなり力を入れており、すべての観客が快適に施設を利用できるように多くのバリアフリー対応を提供しています。
以下に、MSGのバリアフリー設備とサービスに関する詳細を紹介します。
バリアフリー特化な座席
MSGでは、車いすを使用している方々やその他のバリアフリーの要件がある方々のために、アクセシブルな座席を提供しています。
これらの座席は、様々なセクションに配置されており、NBAなどの試合も見やすいように配慮された座席になっています。
駐車場
MSGには専用駐車場がないため、近隣の駐車場を利用することになります。
近隣には車いすユーザー向けの駐車スペースが設けられた駐車場がいくつかありますが、事前に確認することが推奨されます。
入口
MSGのすべての入口はバリアフリー対応となっており、車いす観客が利用しやすい設計になっています。
聴覚障害者向けサービス
聴覚障害を持つ観客のために、アシステッドリスニングデバイス(ALD)が用意されています。
これらは、MSGゲストサービスセンターで利用可能です。
視覚障害者向けサービス
視覚障害者向けのサービスについては、MSGに直接問い合わせることで、特定のイベントに合わせたサポートを提供してもらえます。
トイレ
MSGには車いすで利用可能な広々としたトイレが複数設置されています。
盲導犬
盲導犬の同伴は認められていますが、ペットの同伴は許可されていません。
事前の問い合わせを!
特定の要望がある場合は、事前にMSGに連絡することをお勧めします!
これにより、イベントやNBAの試合当日にスムーズに観戦することができます。
マディソン・スクエア・ガーデンを訪れる際に特別な要望が必要な場合は、イベントや試合前に必ずMSGに直接問い合わせて、必要な要望を依頼してください。
マディソン・スクエア・ガーデンのフードコートについて
マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)は、幅広い飲食オプションがあり、スポーツイベントやコンサートなどの様々なイベント中に来場者に多様な食事選択肢を提供しています。
以下に、MSGのフードコートについての詳細情報を紹介します。
飲食の選択肢
・MSGのフードコートでは、クイックサービスのスナックからガーメットフード、地元ニューヨークの名物料理まで、さまざまな種類の飲食店があります。
・提供される料理の例には、ホットドッグ、ハンバーガー、ピザ、サンドイッチ、サラダ、アジア料理、メキシカン料理などがあります。
地元料理の取り入れ
MSGはニューヨーク市内に位置しているため、ニューヨーク名物の食べ物や地元で人気のレストランのアウトレットを見つけることができます。
ドリンクオプション
様々な種類のソフトドリンク、水などが提供されています。
特別な食事の提供
ベジタリアン、ビーガン、グルテンフリーなど、特別な食事ニーズを持つ観客のためのオプションが利用可能です。
MSG フードコートの場所
MSG内には複数のフードコートエリアがあり、各階に配置されています。
具体的な場所や提供されている食事については、MSGのウェブサイトやアリーナ内の案内図で確認することができます。
MSGでのフードはNBAの観戦やイベントをより楽しむために重要なことだと思っています。
訪れる前に、最新の飲食店の情報やメニューについて公式ウェブサイトを確認するか、直接施設に問い合わせることをお勧めします。
私が実際に食べたマディソン・スクエア・ガーデンのオススメフード
薄くて広い生地に、シンプルなトマトソースとモッツァレラチーズ、その他トッピングを乗せて焼き上げたピザです。
一枚を手で持って食べながらNBAを観戦するとアメリカ感があってオススメです。
スパイスを効かせたパストラミビーフを薄くスライスしてライブレッドに挟み、マスタードを添えて提供されるサンドイッチです。
ニューヨークのストリートフードの代表格です。
ケチャップ、マスタード、オニオン、ザワークラウトなど好みのトッピングを選べます。
マディソン・スクエア・ガーデンで私が座った座席について
ニューヨークは全てにおいて物価が日本と比べて高いですが、アメリカでも特にニューヨークはとびきり物価が高いのでマディソン・スクエア・ガーデンでのNBAのチケットもかなり高額でした。
私が取った座席のチケットは2階席でしたが、2階席なのに500ドル(日本円で約75000円)もするのです。
NBAは試合の人気度によって座席チケットの値段に変動がありますが、以前オーランドでマジックの試合を見たアムウェイ・センターではコートサイドの座席で750ドル(日本円で約115000円)でしたが、マディソン・スクエア・ガーデンではコートサイドで、4382ドル(日本円で約660000円)もするようです。
マディソン・スクエア・ガーデンは実際に行ってみると歴史あるアリーナではありますが、意外にも天井が低く圧迫感があるので、他のアリーナに比べると、かなり狭く感じます。
東京で言うと、代々木第二体育館や東京ドームのような圧迫感のある第一印象でした。
3階席の最上部はほぼ天井と同じ高さで、少し窮屈な感じがします。
私が座ったのは2階席でしたが、2階席でもかなり天井が近く感じました。
マディソン・スクエア・ガーデンで私が見た試合の感想
私がマディソン・スクエア・ガーデンで見た試合はニューヨーク・ニックスVS ミルウォーキーバックスの試合でした。
この日はアメリカでは12月25日のクリスマスで、NBAでは「クリスマスゲーム」と称される試合でした。
クリスマスということもあってマディソン・スクエア・ガーデンだけでなく、ニューヨーク市内はかなりの人でごった返していました。
ニューヨーク市内はどこも大混雑していて、とにかく人だらけの日でした。
また、マディソン・スクエア・ガーデンで行われたニューヨーク・ニックスVS ミルウォーキー・バックスの試合も大混雑していて、アリーナは超満員の状態でした。
この試合は、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボの高さと攻撃力、デイミアン・リラードのドライブに苦しめられる試合展開でしたが、ニューヨーク・ニックスのジェイレン・ブランソンとジュリアス・ランドルがシュートの調子が良く、フィールドゴールを二人で量産していました。
結果は、122-129でニューヨーク・ニックスが勝利し、ホームチームがクリスマスゲームを勝ち取ったということで、観客はかなりの大盛り上がりでした。
マディソン・スクエア・ガーデンに実際に行ってみた体験談
この日はクリスマスということもあって、大混雑でした。
地下鉄を利用してマディソン・スクエア・ガーデンに向かいましたが、地下鉄車両内もかなり混雑しており、ニューヨーク市内はどこも大混雑している状況でした。
またニューヨークはアメリカでも特に物価が高く、マディソン・スクエア・ガーデンのフードコートではドリンクが1杯3000円以上します。
チキンなども2000円以上して、東京では考えられないくらいの物価高となっています。
マディソン・スクエア・ガーデンは歴史あるアリーナですが移転や改修なども重ねているため、アリーナ内部は比較的綺麗な状態でした。
しかし、この日の試合は超満員だったこともあり、帰り足のアリーナは座席やフロアなどのかなり大量のゴミが捨てられていました。
ニューヨークは物価高やアメリカ文化も含めて日本ではあり得ないようなことが起きるものだと実感しました。
NBAの大ファン歴20年のカツキです。 バスケ好きが高じて、過去には某雑誌のコラムを担当していた経験もあります。 ここでは、実際にNBAを現地で観戦してきた経験を元に濃い情報をお届けしていきます。